企業の人材育成・雇用Manpower training
現在の日本では、いままでの「定年まで同じ会社でつとめる」という認識が薄くなってきており、転職もより活発になってきています。その現状を見抜き、転職したい人へスキルや経験の活かせる会社やポストを紹介する、あるいはクライアントの要求に沿った人材をスカウトするというのは人材会社の役目であります。また、いまみなさんが就活で使っている「リクナビ」、「マイナビ」等の就職に関する情報サイトも、人材会社の業務の一つと言えます。もちろん、いま日本では働く外国人の数が伸びてきて、今後も増えていくため、外国人の人材を人材会社自体も欲しがっている状況なのです。 人材会社とは言え、仕事は求職者に対する接客だけでなく、実に多岐にわたります。そんな人材業界の代表的な企業をいくつかご紹介していきたいと思います。
リクルートグループは、日本の人材業界をけん引する存在で、売り上げでも、行っている事業の幅でも、はるかに同業他社を上回ります。ネット上の就職・転職サイトの展開や、エージェントサービスは柱と言えますが、そのほかでも人生の重大イベントに沿ってさまざまな事業を展開されています。部屋探しに「SUUMO」、縁探しに「ゼクシィ」、バイト探しには「ターンワーク」、学校情報や勉強に関しては「スタディサプリ」、美容室やサロン探しは「ホットペッパービューティー」、グルメ情報なら「ホットペッパーグルメ」などなど。日常的にリクルートのサービスは日本に住む人々の生活に浸透しています。
元から人材会社であるリクルート。その自身の採用活動も非常に特徴的です。19卒からはグループ会社の採用を含め全部一本化し、再度新卒採用の仕組みを見直しました。365日通年エントリーはもちろん、「新卒」という概念の解釈も世間の「学校を卒業した間もない若者」とは違い、30歳以下なら応募可能としていたのです。既卒も、就職浪人も、就業経験者も応募できるとなっているので、一回失敗した人でも挑戦でき、納得の就職活動を再経験できるという意味でも非常に意味があると思われます。
リクルートは海外で展開している海外大卒の外国人向け採用サービス「WORK IN JAPAN」を知っている人が多いと思いますが、実際そのサービスを通じてリクルートで働いている人も多く、通常採用にて外国人も日本人と同じ基準で選考を行っているので心配は要りません。
数年務めた社員が独立していくルートもできており、将来自分で起業したい、と思っている人でもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
*同名のメーカー企業が存在しておりますのでご注意ください。
1973年創業、採用サービスと教育広報事業を主に展開している会社です。就職情報サイト「キャリタス就活」や、高校生向けの「キャリタス進学」の成長が早く、今や就職情報サイトのトップ3入りを果たしています。
リクナビやマイナビでも、日本人の海外留学生や外国人留学生に対する情報が発信されていますが、海外でもジョブフェアを開催し、国内でも留学生向けのイベントを多数開催しているディスコはより本格的に留学生のサポートに取り組んでくれています。
海外のイベントでいうと、ボストンキャリアフォーラムが一番有名だと言われています。1987年に始まり、今は毎回200社の外資や日系企業が集まる、企業にとっても、海外留学生にとっても良き出会いの場となっています。2017年のデータですと40%以上の学生がその場で内定を獲得できているそうです。
自社の採用に関しては、「アタマもカラダもココロもウゴカセ!」というスローガンを掲げて、採用の過程には現役社員が積極的に参加しているのが特徴と言えます。多くの内定者は、説明会等で会った先輩に魅力を感じた、と語っているほど。良い意味で、「個性」を持つ人をまとめている会社、ということで惹かれる人は多いのではないでしょうか。
人材ではなく、人「財」事業と使う文字を変えている同社。会社としての価値観が伝わりますよね。そんなディスコにご興味のある方はぜひ下記の採用サイトへどうぞ。
http://www.disc.co.jp/recruit/index.html
2007年に創設された、人材業界はやや新しめの会社となります。業界売上高上位の大手は、新卒の就職と転職両方に取り組んでいる中、同社は「転職」に力を入れ、2009年にまず管理職・グローバル人材向けの会員制転職サービス「ビズリーチ」を創立。その後、20代の転職者向けの「キャリトレ」など、ターゲット別のサービスをリリースしており、CMやネット上の広告の展開もあり、サービスの認知度が高く、幅広いユーザーから支持を得ています。そのほかウェブメディアの運営も手掛けています。
採用に当たっては、クリエイティブ職、エンジニア職、ビジネス職と分けられ、それぞれ説明会や社長が登壇する交流イベント、選考かいを開催しています。東京だけでなく、地方にも社員が訪れ、説明をしてくれます。
人材系会社であるだけに、しっかりと就活生に事業内容や今後の目標、社風や会社の価値観等についてまずしっかり共有してからの選考を行っています。
入社後はフレックスタイム制が適用され、要望があれば就業時間について会社と相談することができます。また、社内の各種交流会や部活制度も全員に開放されており、育児している社員に対しては幼稚園・保育園・ベビーシッター費用の補助等も行っているそうです。
社員が常にモチベーションを保って仕事ができるように、会社としては全力でサポートして、より多くの価値をクライアントへ提供するビズリーチ。人材業界に興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
https://www.bizreach.co.jp/recruit/newgrads/
就活の準備をする際に、YouTube等に挙がっている映像コンテンツを使ったことはありませんでしょうか。ここでご紹介する株式会社JAMは、今までにない人材コンサルタントが就活生と語り合う形式の「就活ファール」というコンテンツを作っている会社でありながら、新卒採用の支援に加え、人事制度の構築等、主にBtoBで体制づくりをサポートしていく会社となります。
日本の企業に勤めるというのは、1人1社、という固定観念はありますが、JAMは手掛けている事業で現存の就労観を革新しようと、まず自社から「Dual Workの推奨」を始めています。「副業」という表現ではないのは、優れた個人には複数の活躍するフィールドがあって当然、というJAMならではの考え方と言えるでしょう。
採用の面においては、入社後、BtoBのコンサルタント、営業、メディアプロデュースなど幅広い職種があり、20代のうち積極的にスキルの上達を当社が推奨し、そのサポートもしてくれます。
選考に関しては、書類選考、ウェブテスト、筆記試験はありません。面接のみ、というスタイルをとっています。しかも、服装についても私服を推奨。より就活生の人柄や、就活生が叶いたい未来やキャリアデザインを面接で語り合うことを会社として望んでいる姿勢が伝わってきます。
2013年に設立されたかなり新しい会社のため、2019卒は新卒採用の3年目となります。採用人数自体は多くありませんが、興味のある方はぜひ下記ページから説明会を予約し、代表である水谷さんからその思いを聞いてみてください。