英語資格・検定・試験English exam
TOEIC SW受験について
テストはスピーキング11問(20分)とライティング8問(60分)で構成され、全ての問題をコンピュータ上で行います。コンピュータ上の試験の中には解答の正解率により問題の難易度が操作されるものもありますが、TOEIC SWは全受験者が同じテストを受けます。結果はそれぞれ10点刻みの200点満点で表されるほか、スピーキングにおいては発音及びイントネーション・ストレスがLow(1)~High(3)までで評価されます。
2016年からTOEIC LRで800点、S160点、W170点以上取得するとIIBCからの表彰対象となると決まりました。是非バランスよく4技能を強化していきたいものです。
TOEIC LRの選択式とは異なり、TOEIC SWでは、自分の意見を自分の言葉で表現する力が求められます。特にスピーキングでは、留守番電話に残された社内の問題を聞き、それに対する解決策を考えるという問題も登場します。TOEIC LRをこれまで学習してきた人は、是非同じテキストを使って、アウトプット、即ち声に出すこと、書き出すことに取組んでください。CDを聞いたら、聞こえてきたとおりに声に出してみる、Emailを読んだら、その内容を簡単に要約し書き出してみる。Emailに返信するのも良いアイデアです。TOEIC LRもTOEIC SWもビジネスシーンで登場する英語、同じ語意や表現が繰り返し登場します。視覚で理解できるものを、口にする、ライティングで使えるようになることがTOEIC SW対策の鍵です。
TOEIC LRには飛行機遅延のアナウンスや苦情のEmailなど、ビジネスパーソンがオフィスで目や耳にする情報が登場、同様にTOEIC SWは問題解決策提案や自分の意見をEmailに纏めるなど、情報を自ら発信していきます。どちらもビジネスパーソンには馴染みあるもので、且つ必要なものです。TOEIC LR、SWで扱われる英語は、一定のフォーマリティを保ち、同僚や取引先と良好な関係を築くのに最適です。TOEIC LRで得た知識をSWでアウトプットに転換することができたら、オフィスでの会話や取引先との商談に自信がついていくことでしょう。学習はゴールではなく手段です。TOEIC SWを通じて、より高いビジネス英語を身につけましょう。