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TOEIC Part4対策

TOEIC Part4の正答率アップを目指します。

TOEIC Part4対策

Part4の仕組み

Listening Section最後に登場するPart4を難しいと感じる方は多くいます。公共の場でのアナウンスやスピーチ、ちょっと格式ばった英語が話されることから、聞き取りにくいという印象があるのかもしれません。しかしながら、Part4は仕組みを理解してしまえば、正答率を上げやすいパートです。

英語には「型」という概念が存在します。この「型」を理解することでPart4がぐっと聞きやすくなります。英語ではある程度のボリュームがあるスピーチでは、結論を述べ、続いて理由や詳細を伝えるという手法が取られます。これが「型」と呼ばれるものです。Part4の典型的な問題に「機長です。悪いお知らせがあります」と始まるものがあります。たった一文から、聞き手がいる場所、今後の展開を瞬時に把握することができます。このような聞き方ができれば、後はこれまでの人生経験や一般常識を活かし、機体が揺れるのだろうか、到着が遅れるのだろうかと予測しながら聞くことが可能になります。

Part4解答法

英語の「型」の知識を最大限に活かすためにも、Part4では設問と選択肢の先読みが不可欠です。「聞き手はどのような問題に直面していますか」「問題の原因は何ですか」「聞き手は何をするよう言われていますか」という設問を予め読んでおけば、「機長です。悪いお知らせがあります」と聞いただけで、正解が選びやすくなります。Part4では英語力同様に、戦略・タイムマネージメント・予測する力が必要なのです。実際の試験では10セットが出題されます。もしどこかのセットでつまずいてしまったとしても、気を取り直して、次のセットの設問・選択肢に目を通す時間を確保しましょう。解答できなかった一問を悔やむのではなく、次のセットの先読みをしたほうが最終的にスコアアップの期待できます。

Part4 学習法

戦略作りやタイムマネージメントがうまくいくためには、やはりできるだけ多くの情報を聞き取ることができないといけません。お勧めは音読トレーニングです。音源を流し、始めはCDに合わせてスクリプトを見ながら、次にスクリプトを見ないで、CDより1~2秒遅れてスクリプトを見ながら声に出してみます。ある程度ボリュームのある素材になると、一つ一つの音に気をつけるのと同じくらい、音の変化に意識を払う必要があります。「in a」は個別に発音されるのではなく、「ina」と1つの音のように聞こえます。このような音の変化を正確に発音できるようになることで、リスニングの精度があがっていきます。音読トレーニングには他にもメリットがあります。Part4を難しくしている要因のひとつに語彙の難しさが挙げられますが、音読トレーニングを通じて、格式高い語彙をリスニングで理解するのみならず、スピーキングでも使えるようになったら、それは非常に効率の良い、効果的な学習法といえます。