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ICT教育とインターネット回線

ICT教育でのインターネットの必要性とどのような回線種別があり、どんな利用が想定されるかという点を説明しています。また学校としてこのようなネットワークインフラへ積極的に投資することのプラス面も説明をしています。

ICT教育とインターネット回線

生活の中でのインターネット

インターネットはいまや電気、水道などと同様に我々の生活になくてはならない生活インフラになっています。情報の取得もまずはネットで確認する人が大半だと思います。テレビやラジオもインターネットを利用して視聴することが当たり前になっています。地震等の大規模災害においてもインターネットが必須のライフラインとして活用されています。そのような生活インフラとして最も重要なものの一つになったインターネットがICT教育の場で今後積極的に活用されていくのは当然の流れと言えます。これまではインターネット回線への信頼性(つながりやすさや回線速度)の問題から回線負荷が比較的かからない使い方が主流でした(例:クラス全員での動画の視聴など)。しかし最近は光回線や高速無線通信が充実したことに伴い通信の信頼性も向上してきたため、今後はよりインターネットを利用したクラスが充実してくると考えられます。

インターネット回線の種類について

インターネットを利用する際、つながりやすさや回線速度などで選ばれます。光回線は現在主流のインターネット回線です。そのほかに価格の安いADSLやWiMAXなどの高速モバイル通信などもあります。 通信速度や接続への信頼性の高さからICT教育で利用されるインターネット回線のほとんどは光回線だと思います。光回線と言ってもいくつかタイプ(回線種別)があります。品質の保証はせずに、最大限(ベスト)の努力(エフォート)でサービスを提供するベストエフォートタイプ、一定の帯域を確保し、通常はその帯域内で通信するが、一時的なデータ量増加に対しては、確保した帯域以上の速度が利用できるバーストタイプ、10Mbpsや100Mbpsなど契約回線の帯域を常に確保するギャランティタイプ等があります。月額費用についてはもちろん利用可能な回線帯域が広いほど高くなります。特にギャランティタイプになると一般的には、月額数十万円~数百万円という費用になります。実際にはクラス単位(20名~40名程度)で実施するオンライン英会話のようなクラスでは通常、費用の観点も含め、ベストエフォートタイプ、またはバーストタイプの回線を利用する学校がほとんどであると思います。

ICT教育とネットワークインフラへの投資

ICT教育を取り入れる前は学校で利用のインターネット回線は先生たちがメールやネット検索をする程度のもので十分でしたが、オンライン英会話などの多人数かつ双方向での通信を利用する状況では学校で利用するインターネット回線の見直しは必須です。学校で投資する項目としてこれまではネットワークインフラはあまり重視されなかったところが多かったとかも知れません。ですが、今後はインターネット回線などのネットワークインフラについてはICT教育では必要不可欠なものになります。こういったところへ積極的に投資するという姿勢は生徒の進路先などの直接的に学校の評判を上げることとの関連は薄いかも知れませんが、ICT教育の充実度を示す学校の重要なアピールポイントになってくると思います。

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