留学の新常識Study abroad
世界におけるアジア諸国の台頭が目覚しい中、マレーシアへの英語留学、大学留学、大学院留学が今、世界で人気を集めています。マレーシアと言えば、大都市クアラルンプールや世界遺産のあるペナン島を擁し、シンガポールとタイに挟まれた半島部分や、世界遺産のキナバル自然公園があり観光地として人気のボルネオ島がありますが、留学先としてはどんな魅力があるのでしょうか。
マレーシアの大学は、質の高い教育を行っていることで世界的に知られています。公立大学は研究機関として高い評価を得ており、大学院課程が人気です。一方、私立大学は就職に強い実学志向の教育に強く、マレーシアや世界の産業界において活躍する人材を多数輩出しています。
マレーシアの大学はその質の高さが世界的に認められており、私立大学を中心に欧米各国の主要大学と提携を結んでいます。交換留学プログラムだけでなく、マレーシアの大学で単位を取得し、単位を移行して欧米の大学に編入できるプログラムや、マレーシアにいながら欧米の大学の学位を取得できるプログラムが大変充実しています。また、欧米の有力大学の多くがマレーシアにキャンパスを構えています。オーストラリアの名門大学であるモナシュ大学、イギリスの名門大学であるノッティンガム大学やニューキャッスル大学、レディング大学がマレーシアキャンパスを運営しており、上海エリアの最高峰の大学の1つである上海交通大学も、2018年までにマレーシアキャンパスを開講予定です。
欧米の大学に留学すると、世界屈指の教育は受けられるものの、一般的な費用は1000~2000万円といった規模になります。日本の一般家庭の大半は、こうした費用がネックで子供に留学をあきらめさせざるを得ません。
マレーシアの大学では、欧米の大学と遜色ない水準の大学教育を行っているにも関わらず、マレーシア価格のため費用は欧米の5~10分の1といった、衝撃的な格安費用となっています。大学や各コースによって費用は異なりますが、学士号取得に3年かけたとして、卒業までのトータルの授業料は数十万円~300万円程度となっています。アメリカと異なり標準3年で卒業の課程が大半であり、1年早く社会人になることができます。生活費は個人によって異なりますが、寮の家賃も1ヶ月1万円程度に抑えることが十分に可能です。年中暖かい南国であり、食費も日本の2~3分の1以下に抑えることも十分可能です。
マレーシアの大学には、世界中からの優秀な学生が集まっています。2014年に日本の大学等教育機関に在籍していた留学生は、日本学生支援機構によると約184,000人となっています。一方、マレーシア教育相によると、同年の大学等教育機関に在籍していた留学生数は、135,000以上となっています。マレーシアは日本の人口の4分の1程度に過ぎませんから、マレーシアは日本と比較して、約3倍も留学生比率が高いということが言えます。マレーシア自体が、マレー系、中華系、外国人等、様々な人種が共存する社会となっているため、大学外においても多様な人々や考え方に触れる環境が豊富な点も、マレーシア留学の魅力です。