留学の新常識Study abroad
コミカレで約2年間勉強した後に、4年制大学へ編入する2+2の留学スタイルが人気ですが、計画的に留学準備を進めないと時間もお金も余計にかかってしまう可能性があります。留学を検討するにあたり、今自分が何をすべきなのかをしっかりと把握し、万全な状態で留学ができるように準備をしていきましょう。
日本の高校を卒業後、直接アメリカの4年制大学に進学する場合は高校の成績(GPA)が最も重要です。しかし、コミカレで高校の成績が問われる事は少ないので、成績が悪いからといって留学を諦める必要はありません。ですが、一部コミカレ(Santa Monica CollegeやSanta Barbara City College、Mission Collegeなど)では、4年制大学と同じように高校の成績が問われますので、学校の選択肢を狭めないためにも、特に今高校1~2年生という方は、まずは学校の勉強を頑張りましょう。
英語コースからスタートする場合スコアは必要ありませんが、学部課程に直接入学されたい方は出願までに学校が指定するテストでスコアを取る必
要があります。2学期制の学校に秋入学(8月~9月)をお考えの場合、3月~5月上旬までにスコアが必要です。一般的に必要なスコアは下記の通りです。
TOEFL iBT:45~61
IELTS:4.5~6.0
英検:2級A~準1級
ここで重要な事は、TOEFL iBT 45やIELTS 4.5、英検2級Aで入学しても2年間で卒業する事は難しいという事です。出願時に必要なスコア=学校のレベルではありません。出願条件をクリアしても、現地で英語力を計るテストを受けます。その結果によっては編入単位として認められない英語の授業を取る事になり卒業までに時間がかかります。「入学基準をクリアしたから英語の勉強はもうしない」「出願後はお金を貯めるために勉強よりもアルバイトを頑張ります」という方も多いですが、アメリカの大学は単位数に応じて授業料が異なるため、取得する単位数が増えればその分授業料も上がり、卒業時期が延びれば滞在費もかかります。入学までに出来る限り英語力を付けることが留学費用の節約にも繋がりますので、出願後であっても継続して英語の勉強は頑張りましょう。
コミカレに進学する場合、秋入学(8月~9月)を目指す方が多いため、高校卒業後の3月~5月上旬にスコアを含めた全ての出願書類を志望校へ提出するケースが多いです。そこまで手配に時間のかかる書類はありませんので、通常2~4週間程度で揃える事はできます。まずは学校に関する情報収集のためにも、留学エージェントなどでのカウンセリングをご利用下さい。
【一般的な出願書類】
・願書
・英文の高校の成績証明書
・英文の高校の卒業証明書
・英文の残高証明書
・パスポートのコピー
・英語力を証明するスコア
※出願書類の詳細は必ず各学校のホームページでご確認下さい。