留学の新常識Study abroad
アメリカの大学の一般教養には数学も含まれる!
留学カウンセラーを長年しているといろんな人達と出会い、さまざまな留学相談を受けます。
これは暑い夏の寝苦しかった夜にみた夢の中のお話です。
【あらすじ】
高校3年生の生徒とお母様が留学相談のために来室。高校卒業後アメリカの大学に進学することを既に決めているようで、日本国内の大学は受験もしないとのことです。
お母様も子供の希望を是非叶えてあげたいとのことですが、アメリカの大学に関してはよくわからないということなのでまずはアメリカの大学の教育制度から順々に説明していくことに。
私『アメリカの大学で学ぶ科目の種類は3種類あります。具体的には①一般教養科目、②専攻科目、③選択科目になります。 専攻科目はわかりますね? ご自身が専攻する科目です。 一般教養(General Education)は主に1年生・2年生で受講していくことになります』。
お母様から質問『一般教養ってどんなことを勉強するんですか?』
私『アメリカの大学の一般教養は、人文学系の文学や哲学など、芸術系の音楽、美術など、体育や社会科学系の社会学、政治学、経済学など、自然科学系の物理学、数学、化学などをまんべんなく勉強していきます』。
お母様『・・・・・、今 数学って言いました? 大学の一般教養で数学ですか??』。
私『はい』。
お母様『うちの娘は数学が苦手なんです! 大学で数学なんて。。。そんなの無理です!(怒)
この娘は数学を勉強したくないんでわざわざ数学の授業が少ない高校を選んで入学させたんです(怒)!』
私『・・・・・。そんなに怒って頂いても、、私はアメリカの教育省ではないんですが。。。』
私『数学が苦手ということですが、数Ⅰくらいまでは勉強していますか?』
娘『一応 数Ⅱまでは勉強しました』
私『数Ⅱまで勉強しているのであれば問題ないです。アメリカの一般教養での数学は図形、方程式、微積分レベルの勉強なので既に勉強している範囲内なので大丈夫です』
お母様『そんな程度でいいんですか(笑顔)。 大学の数学なのですごく難しいのかと思ってしまいました、とほほ・・・(笑)』
新入生は大学入学時にみんな現地の大学がおこなうPlacement Testを受けます。
留学生の場合は、英語と数学。
CollegeBoardが運営する『ACCUPLACER test』ではそれぞれのテストの練習問題をおこなうことも出来ますのでテスト対策の参考として入学までにしっかり勉強しておくことをお勧めします。